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今さらマイケル [音楽シーン]

「芸能ネタ」としてのほとぼりが冷めたので、
落ち着いて取り上げてみたいと。

"King of POP" マイケル・ジャクソン。

あまりに突然、そして、
スキャンダラスな死に対してマスコミは、
音楽的なところはそっちのけで取材合戦を
繰り広げてましたが。。。

さて。「音楽的に」といわれて、どのくらいの人たちが
マイケルを「音楽的に」語れるのか?

私の解釈は、CMの後で。

ピクチャー盤、あります。レコード



多分、純粋に語れるのは『スリラー』までかと。
『BAD』、そして『デンジャラス』は、音楽も含めた
総合エンターテインメント的指向が強くて、
プロデューサーが誰とか、参加アーティストが誰とか、
PVの内容がどうだとか、ツアーがどうだとか、
果ては、本人の行動だとかゴシップだとか、
そう、芸能ネタとして取り上げられることが多かったと
私は思っています。

アルバムに収録されている音楽が革新的か、というと、
実はそうでもなかったりします。『オフ・ザ・ウォール』は
売れっ子プロデューサー、クインシー・ジョーンズが
やりたい放題、といったら言い過ぎかもしれないが、
当時の流行りのサウンドを大いに盛り込んだ。

そんなサウンドが、私は大好きですw

そこにマイケルのダンスが重なることによって注目度が
さらに増していったのだ、と解釈すると、

『スリラー』は全く、その延長線上にあって、
加えて、ポール・マッカートニーやエディ・ヴァン・ヘイレンといった
著名なゲストを迎えたりして。
もちろん最たるは、「スリラー」のPVですが。。。

クインシーとマイケルのタッグ、私はかなり好きでしたが、
『BAD』以降、他のアーティスト同様、というか、
マイケルがその走りのひとりとも言えるかもしれませんが、
楽曲ごとにプロデューサーを配して、バラエティに富んだ
仕上がりになりました。

というと聞こえはいいんですが、

要は、

楽曲ごとのプロデューサー色があまりにも強すぎて、
マイケルのアルバム、という印象が薄れてしまった。
楽曲というよりも、サウンドに重きを置いているような
最近のプロデューサーが手掛けるものは総じて、

オケに乗っかる声は、何でもいいよーw

と言っているような印象を、私は拭えません。
おかげで、「マイケルが歌っていればマイケルの楽曲だ」
という聞こえ方がしてこない。じゃあ、誰の曲だ?

あー、誰々がプロデュースした曲でしょ。
誰が歌ってたっけwww

新人シンガーについては、こんな会話がデフォルトで、
話題になったら儲けもん。一気にプロモーション攻勢でwww

昔からないわけではないですが、ねぇ。。。
純粋にシンガーという人も、減ってはいますけど。
フィーチャリングと称して、大半がその人のラップで、
「ほとんどお前の曲じゃん」とツッコミそうなものばかりw

傾向を考えれば、そうですね。
サウンドを聴いてほしいプロデューサーが組むなら、
今だったら、気の利いたライムを乗せてくれるラッパーですよ。
やたらと歌の上手いシンガーだと、そっちに注目がいきますからw

おかげで、ブラック系やダンス系のプロデューサーが台頭して。
良いのか悪いのかはわかりませんが、個人的には、

オケ聴くだけなら、曲ごとに買えばいいじゃんw

で、配信の方が売れたりして、パッケージは売れなくなる、なんて。
そんな想像もできたりします。洋楽CD、売れなくなるはずだ。
すっかりマイナーな感じのバンドものだけじゃ、採算とれないよねw

おっと、すっかり話が脱線してしまったw
こんな話してる関係者、

いませんよ、もちろん。
私の妄想癖が、そうさせているわけです。
長くなってきたので、締めコメントなんぞ。

本人が肌の色を白くした(と噂されていた)り、
鼻を整形して高くした(とされていた)りと、
アフロ・アメリカンとしての自分を否定するような行動。

いわゆるブラック・ミュージックという範疇には収まらない
大きな意味での「ポップ・ミュージック」を作り続けたこと。

そんな風に振り返ると、
"King of POP" という称号は、非常に上手いなと。
少なくともアメリカ国内では、その意味がちゃんと伝わって
いたのだということかもしれないし。

音楽業界に総合プロモーションの手法を定着させたと言っても
過言ではないと思います。これも、良いか悪いかは不明ですが。
日本の芸能界においては、ダンスとの関係性を語るジャニタレが
あまりに多いことに、ある意味感心しましたwww

近い将来、マイケルの音楽的な側面が、
正当に評価されることを願いつつ、ご冥福をお祈りいたします。


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