SSブログ

音楽の「見せ方」 [音楽シーン]

先日、HMV渋谷店が閉店しました。
音楽の最新トレンドを発信し続けてきた店の1つですが、
この不景気の中、在庫を大量に置いて陳列販売するという
形式は、持続できませんでした。

ジャケットを見せ、中身を聴かせ、1枚でも多く購入させる。

CDパッケージの価格が安ければ、なんていう方もいるでしょう。

当たらずとも遠からずと私も思います。
でも、一番の要因は「音楽の力」の弱まり、だと思ってます。

目の前にいろんなエンターテインメントがある中で、
ただただ音楽を楽しむ、という行為のステイタスが、
明らかに落ちているんだと思うんです。

もうジャケットやら、アーティストパワーという幻想やらは
通用しなくなっているんでしょうね。

そんな中、個人的に気になる動きがあります。

例えば、こんなフィルムが期間限定で上映されています。

MCSD.jpg

Mr.Childrenのライヴ&ドキュメント「Split The Difference」。
映画としての完成度、というと、そこは論点が違うかも。
ですが、音楽ファン、ミスチルファンには楽しめる内容でした。
細かいことは、ネタバレしちゃいますので、後日。
もしくは別の方にお任せでw

ちょっと前にリリースされた、このアルバムも。


ワイドショー的にも、面白いネタになってましたね。
レコーディングそのものをライヴイベントにしてしまった、
これまでのライヴレコーディングとは一味違ったものです。
初回限定盤には東京での様子が収録されたDVD付き。
ぜひ、生で見たかった。。。


さらに、USTREAMやTwitterでは一部話題になっていた、
向谷実×中西圭三プロジェクトも、非常に興味深いものでした。
mmclub
向谷実さんのUSTREAMアカウントには、その模様のアーカイブも
アップされてますので、ぜひご覧ください。これは面白かった!

つまり、ライヴコンサートではない演奏シーンを見せる。
音楽が生まれる、その瞬間を映像化、エンターテインメント化する。
そんな流れが出てきているのではないかと。

YouTubeやUSTREAMなどの動画配信サイトも普及してますし、
アーティスト達にはMySpaceなんかもあります。
そういった場所から、プロ・アマ問わず音楽のいろんな表現を
発表できることが、今後の音楽の在り方を変えるかもしれない
という、ひとつの可能性を示しているように思います。

音楽だけやってればいい時代は、もう過ぎ去ったのかも。。。
つまるところ、音楽もエンターテインメントのひとつです。
生演奏しか音楽を楽しむ方法がなかった時代へと、
ある意味逆行しているのかもしれませんね。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

春の出会い今、私にできること ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。